圧着端子は、電線と電気機器を確実に接続するために使われる金具であり、電気工事の信頼性を左右する重要な部品です。形状や規格によって種類が異なり、対応する圧着工具の選定も必須です。
圧着端子の主な種類
- リングスリーブ:電線同士の接続(ジョイント)に使用
- 裸圧着端子(Y型・丸型):機器への接続部に多く使用
- 絶縁被覆付圧着端子:感電防止・色識別しやすい
- 差込端子(ファストン端子):小型機器での脱着用
圧着端子のサイズ表記と意味
- 「R1.25-3」:1.25sqの電線を3mm径のねじに接続
- 「E形」「Y形」「丸形」など形状記号も確認
- JIS C2805 に基づいた表記が多く流通
圧着工具の選び方
- 使用端子の種類・サイズに適した圧着マークがあること
- JISマーク付きまたは電気工事士試験対応品が安心
- ラチェット式は作業ミス防止に有効(圧着完了で解除)
作業時のポイント
- スリーブ・端子に対し、適切な芯線ストリップ長を守る
- 圧着位置がずれると導通不良や抜けの原因に
- 作業後は引っ張り確認・目視確認を徹底する
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まとめ
圧着端子と圧着工具の正しい組み合わせは、電気接続の信頼性と安全性を確保する基本です。JIS規格を意識した選定と、正確な作業を心がけ、ミスのない配線施工を目指しましょう。
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