ニッパーで電線を切るときの注意点

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ニッパーは電線の切断に使用する基本工具ですが、使用方法を誤ると芯線のつぶれや断線不良を引き起こす原因になります。電気工事の品質と安全を守るために、正しい使い方を押さえておきましょう。

ニッパーの基本構造

  • 刃先:V字型または丸刃で、導体を切断する部分
  • 支点:刃の開閉を支える可動部。精度が命
  • グリップ:滑りにくく絶縁仕様のものが安全

適切な使用方法

  • 刃の根本部分でしっかりと線を挟む
  • 力任せに握るのではなく、刃で切る感覚を意識する
  • 2.0mm以上の硬い線材は、専用のVVFニッパーを使用する

やってはいけない使い方

  • 刃先で電線を切る(刃が欠ける原因になる)
  • ネジや針金を無理に切る(ニッパーが破損する)
  • グリップをハンマー代わりに叩く(絶縁機能が損なわれる)

ニッパーの選び方

  • 使用対象(VVF線、LANケーブルなど)に合った刃の強度と形状を選ぶ
  • JISまたはIEC規格に準拠した絶縁性能付きグリップを選ぶ
  • 長時間使用時はスプリング付きの軽量モデルが便利

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まとめ

ニッパーは非常にシンプルな工具でありながら、使用方法によって切断品質と作業者の安全性が大きく変わります。基本を守って丁寧に扱い、定期的なメンテナンスと交換で、現場の信頼性を支えましょう。

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