導通チェッカーの使い方と選定ポイント

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導通チェッカー(通称:導通テスター)は、電気回路において導線や端子間がきちんと接続されているかを確認するための基本的な測定機器です。電気工事士の現場や電気設備の点検では、漏電や断線を素早く発見できる重要なツールとなります。

導通チェッカーとは

  • 電気が流れるかどうか(回路がつながっているか)を音や光で知らせる機器
  • テスターの一種だが、電圧や抵抗の測定機能はなく、導通確認専用
  • 主に配線・配電盤・端子・ヒューズの点検に使用される

基本的な使い方

  • 赤黒のリード棒を確認対象の両端にあてる
  • 音が鳴る(またはランプが点灯)すれば導通あり
  • 無音またはランプ無点灯の場合は、断線・接触不良の可能性がある

選定のポイント

  • 音と光の両方で確認できるタイプは騒音下でも使いやすい
  • 誤通電を防ぐため、電圧検知機能付き(AC電圧感知)を選ぶと安全
  • LED付きリードや極細プローブは盤内作業に便利

使用上の注意点

  • 通電中の回路に当てると内部が破損するおそれあり
  • 検電器との混同に注意(導通チェッカーは無電圧専用)
  • 乾電池式のため電池残量の確認を忘れずに

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まとめ

導通チェッカーは、電気工事の安全確認や施工ミスの予防に欠かせない測定器です。シンプルな機能だからこそ、信頼性と作業性の高い製品を選定し、正しい手順で活用することで現場の品質と安全性が大きく向上します。

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